ハイブリッド型授業と客観式試験による学力の検証

「緒言」 新型コロナウィルスの影響下で, 神奈川歯科大学では2020年度の4月15日よりオンライン授業を開始した. 本学ではセメスター制ではなく, 7週を1つのステージとした5ステージ制を導入しており, 第2ステージの始まる6月8日からは, オンラインと対面を併存させるハイブリッド型授業を開始した. 対面授業を受けるため登校を希望する学生に対して, 新型コロナウィルス感染防止対策をしたうえで登校を許可した. 2021年度も, 新型コロナウィルス感染の終息が見られないため, ハイブリッド型授業を継続している. 現在の1, 2年生の中には, テスト期間以外では, 未だ登校できていない学生も数多く在...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in神奈川歯学 Vol. 57; no. 1; pp. 39 - 45
Main Authors 栗本勇輝, 小口岳史, 林田丞太, 菅谷彰, 二瓶智太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 神奈川歯科大学学会 30.06.2022
Online AccessGet full text
ISSN0454-8302

Cover

More Information
Summary:「緒言」 新型コロナウィルスの影響下で, 神奈川歯科大学では2020年度の4月15日よりオンライン授業を開始した. 本学ではセメスター制ではなく, 7週を1つのステージとした5ステージ制を導入しており, 第2ステージの始まる6月8日からは, オンラインと対面を併存させるハイブリッド型授業を開始した. 対面授業を受けるため登校を希望する学生に対して, 新型コロナウィルス感染防止対策をしたうえで登校を許可した. 2021年度も, 新型コロナウィルス感染の終息が見られないため, ハイブリッド型授業を継続している. 現在の1, 2年生の中には, テスト期間以外では, 未だ登校できていない学生も数多く在籍している. このような状況下で, 2020年度の1年次の学修において, ハイブリッド型授業がどのような影響を及ぼしたかについて報告する. また, 前年度の状況を踏まえて, 2021年度は試験形式の変更を行った結果, 例年よりも学修効果の下がる結果となったことについて考察する.
ISSN:0454-8302