両足関節底屈筋群ストレッチ後における皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の測定(1)

【緒言】 昨今, スポーツ界においてスポーツ選手の疲労回復やけがの予防, 一般の人では柔軟性の向上, けがの防止や疾病の予防等に筋を弛緩させる方法としてストレッチ法が頻繁に行われている1)2). そして, 基礎医学や運動の研究者から, 人や動物を用いた実験により, 筋ストレッチは筋を弛緩させるという報告がなされている3)4)5)6)7). 以前より身体運動と皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の関係について報告をしているが8), 今回は身体運動のなかでストレッチ負荷を両足関節底屈筋群に加え, ストレッチ後の皮膚電気抵抗の変化をノイロメーターで測定し報告する. ストレッチは日常生活でも簡単に行える身体...

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Published in日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 53; no. 4; pp. 123 - 125
Main Authors 玉井清志, 和田恒彦, 佐藤裕二, 鹿児島裕, 泉重樹, 田宮慎二, 樽本修和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 15.09.2008
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ISSN0913-0977

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Summary:【緒言】 昨今, スポーツ界においてスポーツ選手の疲労回復やけがの予防, 一般の人では柔軟性の向上, けがの防止や疾病の予防等に筋を弛緩させる方法としてストレッチ法が頻繁に行われている1)2). そして, 基礎医学や運動の研究者から, 人や動物を用いた実験により, 筋ストレッチは筋を弛緩させるという報告がなされている3)4)5)6)7). 以前より身体運動と皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の関係について報告をしているが8), 今回は身体運動のなかでストレッチ負荷を両足関節底屈筋群に加え, ストレッチ後の皮膚電気抵抗の変化をノイロメーターで測定し報告する. ストレッチは日常生活でも簡単に行える身体運動なので, 基礎医学の観点からもその評価は必要と言えるだろう. スポーツ医療の基礎とも言える筋ストレッチの及ぼす影響に検討を加えた. 【対象者】 対象者は, 筋・骨格・神経の障害がない男性9名女性2名計11名(平均年齢19.0歳±1.0)であった.
ISSN:0913-0977