12歳児を支援する歯・口腔の健康つくり教材の検討

福島県では「8020運動」の目的達成のため永久歯がほぼ萌出し, 小学校から中学校へと環境に変化が生じ, かつ自立した生活習慣の形成時期である12歳児(中学1年生)を対象に, 適切な生活習慣と歯, 口の健康つくりを支援するための教育資材の作成, 提供を行った. 実施した内容は, 事業検討会の設置, 歯, 口の健康つくりに関するパンフレットおよび電子媒体付き教材の作成である. 今回発表に際して, パンフレットの作成とその工夫について報告した. すなわち, 作成したパンフレットはA4版3つ折りで, キャラクターが各項目の案内するという設定で, Q&A方式を取り入れるなど, 一方的な情報提供に...

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Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 54; no. 5; pp. 581 - 582
Main Authors 中木哲朗, 木村篤, 岡田玄四郎, 木村隆, 宮城圀泰, 沼田匠, 瀬川洋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔衛生学会 30.10.2004
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Summary:福島県では「8020運動」の目的達成のため永久歯がほぼ萌出し, 小学校から中学校へと環境に変化が生じ, かつ自立した生活習慣の形成時期である12歳児(中学1年生)を対象に, 適切な生活習慣と歯, 口の健康つくりを支援するための教育資材の作成, 提供を行った. 実施した内容は, 事業検討会の設置, 歯, 口の健康つくりに関するパンフレットおよび電子媒体付き教材の作成である. 今回発表に際して, パンフレットの作成とその工夫について報告した. すなわち, 作成したパンフレットはA4版3つ折りで, キャラクターが各項目の案内するという設定で, Q&A方式を取り入れるなど, 一方的な情報提供に留まらず歯, 口の健康つくりを通して, 自分に合った健康観を身につけ, みずから学び, みずから考える力など新学習指導要領に示されている「生きる力」を育むことを基本的なねらいとした学習支援型教材である. 今後, 活用状況および教育効果を評価していきたい.
ISSN:0023-2831