原発性肺癌縦隔及び肺門リンパ節転移診断における経気管支吸引細胞診(Transbronchial Aspiration Cytology)の有用性について

原発性肺癌病期決定においてN因子は非常に重要な位置を占め, 特に手術適応・術式決定において術前の縦隔リンパ節及び肺門リンパ節転移の検索は欠かせないものである. 現在その診断には胸部X線撮影・断層撮影・胸部CT・気管支鏡・縦隔鏡などが用いられている. 今回我々は経気管支吸引細胞診TBAC(Transbronchial Aspiration Cytology)を行った原発性肺癌患者のうち, 切除可能であった症例について, TBACの有用性を検討したので報告する....

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Published in気管支学 Vol. 19; no. 6; p. 499
Main Authors 永井崇之, 小林政司, 松井薫, 益田典幸, 平島智徳, 梁尚志, 小宮武文, 小川智, 大野康, 前田正彦, 川瀬一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.09.1997
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Summary:原発性肺癌病期決定においてN因子は非常に重要な位置を占め, 特に手術適応・術式決定において術前の縦隔リンパ節及び肺門リンパ節転移の検索は欠かせないものである. 現在その診断には胸部X線撮影・断層撮影・胸部CT・気管支鏡・縦隔鏡などが用いられている. 今回我々は経気管支吸引細胞診TBAC(Transbronchial Aspiration Cytology)を行った原発性肺癌患者のうち, 切除可能であった症例について, TBACの有用性を検討したので報告する.
ISSN:0287-2137