EUS下rendezvous法でのUneven Double Lumen Cannula (UDLC) を用いた胆管アプローチ法

EUS下Rendezvous法 (EUS-RV) は胆管挿管が困難な場合のレスキュー法である. EUS-RVの手法は, EUS下に胃または十二指腸から胆管を穿刺し, 乳頭部を越えて十二指腸へガイドワイヤ (GW) を誘導したのち, 内視鏡を十二指腸鏡に交換して胆管挿管を行う手法である. GWの脇から挿管する方法のほか, スネアカテーテルや生検鉗子で把持したGWを鉗子口から引き出して挿管に利用する方法も用いられる. しかし, GWの十二指腸への誘導に難渋することやGWの引き込みに失敗する場合もある. 当院ではこの問題を解決するため, 2020年よりUneven Double Lumen Cann...

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Published in胆道 Vol. 38; no. 4; pp. 659 - 661
Main Authors 加来豊馬, 赤木健哉, 原真児登, 三木正美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本胆道学会 31.10.2024
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ISSN0914-0077

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Summary:EUS下Rendezvous法 (EUS-RV) は胆管挿管が困難な場合のレスキュー法である. EUS-RVの手法は, EUS下に胃または十二指腸から胆管を穿刺し, 乳頭部を越えて十二指腸へガイドワイヤ (GW) を誘導したのち, 内視鏡を十二指腸鏡に交換して胆管挿管を行う手法である. GWの脇から挿管する方法のほか, スネアカテーテルや生検鉗子で把持したGWを鉗子口から引き出して挿管に利用する方法も用いられる. しかし, GWの十二指腸への誘導に難渋することやGWの引き込みに失敗する場合もある. 当院ではこの問題を解決するため, 2020年よりUneven Double Lumen Cannula (UDLC, PIOLAX社製) を用いたアプローチ法を行っている.
ISSN:0914-0077