若年女性に発症した肺Mycobacterium kansasii症の1症例

「要旨」 : 症例は38歳女性. 胸部CTにて右肺尖部に複数の空洞性陰影を認め, 精査の結果, 肺Mycobacterium kansasii症と診断した. rifampicin, isoniazid, ethambutolの3剤で治療を開始し, 改善を認めた. 肺M. kansasii症は肺非結核性抗酸菌症の3.9～13%を占める. 通常は男性に多く認められ, 若年女性の空洞形成型はまれとされるが, 近年報告が散見される. 文献的考察を加えて報告する....

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Published in結核 Vol. 95; no. 4; pp. 119 - 122
Main Authors 門脇徹, 矢野修一, 坪内佑介, 西川恵美子, 岩本信一, 多田光宏, 木村雅広, 小林賀奈子, 池田敏和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本結核・非結核性抗酸菌症学会 15.07.2020
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ISSN0022-9776

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Summary:「要旨」 : 症例は38歳女性. 胸部CTにて右肺尖部に複数の空洞性陰影を認め, 精査の結果, 肺Mycobacterium kansasii症と診断した. rifampicin, isoniazid, ethambutolの3剤で治療を開始し, 改善を認めた. 肺M. kansasii症は肺非結核性抗酸菌症の3.9～13%を占める. 通常は男性に多く認められ, 若年女性の空洞形成型はまれとされるが, 近年報告が散見される. 文献的考察を加えて報告する.
ISSN:0022-9776