健康日本21を企業内健康づくり活動に取り入れた一例~いきいき健康チャレンジ運動の展開について

2000年, 国は「健康日本21」を策定した. 某電子部品工場も「健康(四日市)21」と名づけ, 2010年を目途に具体的な目標で, 様々な健康づくり施策を展開している. その中で運動中心だった活動を全員参加型プログラムとしたことで, 従業員自らが保健行動に目を向ける良い機会になった. それは(1)運動コース以外に, (2)肝臓コース(2)節煙コース(4)間食コース(5)基本食生活コース(6)各自選択コースを設定. チャレンジ条件及び内容は, 健康診断後の全員面談の経験を生かし, 誰もが気軽に参加しやすいレベルの内容を提供した. 職場ごとの取り纒めはTHP専門委員にお願いし, 職場中心の運営を...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 46; no. 1; p. 28
Main Authors 高崎正子, 辻上周治
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 20.01.2004
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ISSN1341-0725

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Summary:2000年, 国は「健康日本21」を策定した. 某電子部品工場も「健康(四日市)21」と名づけ, 2010年を目途に具体的な目標で, 様々な健康づくり施策を展開している. その中で運動中心だった活動を全員参加型プログラムとしたことで, 従業員自らが保健行動に目を向ける良い機会になった. それは(1)運動コース以外に, (2)肝臓コース(2)節煙コース(4)間食コース(5)基本食生活コース(6)各自選択コースを設定. チャレンジ条件及び内容は, 健康診断後の全員面談の経験を生かし, 誰もが気軽に参加しやすいレベルの内容を提供した. 職場ごとの取り纒めはTHP専門委員にお願いし, 職場中心の運営を心がけた. 生活習慣改善行動を主体的に選択できるようになったことは参加率の向上につながったが, 項目ごとの参加率のばらつき分析と評価方法は今後の検討課題である. 今後も従業員が主役となり, 積極的に参加出来るような健康づくりプログラムを提供していきたい.
ISSN:1341-0725