TERUSYSアフェレーシスキット(BB-AP410EJ)による採取血小板の評価

目的:血小板製剤(PC)の品質向上策の一環として, 回路内に白除フィルターを一体型とし, 保存前の白血球除去を可能とする種々のアフェレーシスキットが開発されている. 今回当センターにおいて同様式によるテルモ社製キットBB-AP410EJを使用する機会を得, 採取PCに関し評価を行った. 方法:採血より保存6日目までを期限として以下, 製剤内pH,MPV,swirling pattern,EPS,IL6bra-dykinin及びCD62陽性率について検討を行った. 結果及び考察:PC中の残存白血球数は101オーダーであり, かつ今回の製剤レベルでの検討項目においても他機種で得られたPCと遜色ない...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 46; no. 3; p. 336
Main Authors 一ノ渡俊也, 星尚宏, 星宣幸, 井村健, 後藤美代子, 武井裕, 渡辺岩雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.06.2000
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Summary:目的:血小板製剤(PC)の品質向上策の一環として, 回路内に白除フィルターを一体型とし, 保存前の白血球除去を可能とする種々のアフェレーシスキットが開発されている. 今回当センターにおいて同様式によるテルモ社製キットBB-AP410EJを使用する機会を得, 採取PCに関し評価を行った. 方法:採血より保存6日目までを期限として以下, 製剤内pH,MPV,swirling pattern,EPS,IL6bra-dykinin及びCD62陽性率について検討を行った. 結果及び考察:PC中の残存白血球数は101オーダーであり, かつ今回の製剤レベルでの検討項目においても他機種で得られたPCと遜色ない結果が得られ, 品質向上策の一つとして保存前における白血球低減が可能な機種として有用であることが示された.
ISSN:0546-1448