難治性気胸に対しEWS (Endobronchial Watanabe Spigot)を用いた気管支充填術の1経験例

症例は66才女性. 昭和63年に他院にて肺線維症を指摘される. 平成12年5月左自然気胸にて入院の際, 在宅酸素療法を導入した. 平成13年8月2日左気胸再発にて入院される. 胸腔ドレナージ及び3回の自己血胸腔内注入を行うも効果は認められず, 低肺機能のため外科的治療が困難と判断し, 第27病日気管支鏡下にEWSによる気管支充填術をおこなった. その後エアーリークは消失し8日後, 胸腔ドレーンを抜去した. 今回の本症例に用いた気管支充填術につき経過を報告する....

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Published in気管支学 Vol. 24; no. 1; p. 63
Main Authors 横山俊彦, 後藤康洋, 田村真理子, 前田真男, 久米充芳, 島浩一郎, 山本雅史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.01.2002
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ISSN0287-2137

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Summary:症例は66才女性. 昭和63年に他院にて肺線維症を指摘される. 平成12年5月左自然気胸にて入院の際, 在宅酸素療法を導入した. 平成13年8月2日左気胸再発にて入院される. 胸腔ドレナージ及び3回の自己血胸腔内注入を行うも効果は認められず, 低肺機能のため外科的治療が困難と判断し, 第27病日気管支鏡下にEWSによる気管支充填術をおこなった. その後エアーリークは消失し8日後, 胸腔ドレーンを抜去した. 今回の本症例に用いた気管支充填術につき経過を報告する.
ISSN:0287-2137