フルコナゾールによる気管支洗浄を試みたABPF及び肺クリプトコッカス症の2例

症例1:59歳, 女性. 昭和58年, ムコール類似真菌によるABPFと診断され, 以後入退院を繰り返していた. 平成2年12月より黄色痰増加, 胸部レ線上右中下肺野に陰影出現したため入院. 右中葉にてフルコナゾールによる気管支洗浄を行い, 陰影の改善をみた. 症例2:28歳, 女性. 平成3年7月検診で胸部レ線上異常影を指摘され, 精査のため来院. TBLBにて肺クリプトコッカス症と診断され, フルコナゾールの内服投与を受けたが陰影残存するため, 平成4年4月フルコナゾールによる気管支洗浄を行い, 陰影の改善をみた....

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Published in気管支学 Vol. 15; no. 2; p. 204
Main Authors 川口英人, 安場広高, 福間英記, 山下健三, 足立匡司, 美崎幸平, 住友伸一, 加藤幹夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 01.03.1993
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Summary:症例1:59歳, 女性. 昭和58年, ムコール類似真菌によるABPFと診断され, 以後入退院を繰り返していた. 平成2年12月より黄色痰増加, 胸部レ線上右中下肺野に陰影出現したため入院. 右中葉にてフルコナゾールによる気管支洗浄を行い, 陰影の改善をみた. 症例2:28歳, 女性. 平成3年7月検診で胸部レ線上異常影を指摘され, 精査のため来院. TBLBにて肺クリプトコッカス症と診断され, フルコナゾールの内服投与を受けたが陰影残存するため, 平成4年4月フルコナゾールによる気管支洗浄を行い, 陰影の改善をみた.
ISSN:0287-2137