胸腔鏡下生検で診断された, 慢性関節リウマチに, BOOPとChemodectomaを合併した1例

症例は56歳, 女性. 20年前より慢性関節リウマチに罹患. 2001年5月より咳嗽, 喀痰出現. 同年7月当科受診. 胸部レントゲン上左下肺に浸潤影を認めた. 抗生剤に反応せず, 膠原病に伴う肺病変を疑い胸腔鏡下生検を施行. 病理所見にてBOOPに合致する所見を得た. また, 微小なchemodectomaを生検組織内に認めた. 生検後ステロイドを開始, 胸部レントゲン及び自覚症状の改善を得た. 文献考察と併せて報告する....

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Published in気管支学 Vol. 23; no. 7; p. 653
Main Authors 小島玲子, 石田安代, 市野浩三, 菊岡健太郎, 打越暁, 山里将也, 森本泰介, 森川哲行, 武内浩一郎, 三上理一郎, 大森隆広, 武井秀史, 坂本和裕, 河村俊治, 角田幸雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.11.2001
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Summary:症例は56歳, 女性. 20年前より慢性関節リウマチに罹患. 2001年5月より咳嗽, 喀痰出現. 同年7月当科受診. 胸部レントゲン上左下肺に浸潤影を認めた. 抗生剤に反応せず, 膠原病に伴う肺病変を疑い胸腔鏡下生検を施行. 病理所見にてBOOPに合致する所見を得た. また, 微小なchemodectomaを生検組織内に認めた. 生検後ステロイドを開始, 胸部レントゲン及び自覚症状の改善を得た. 文献考察と併せて報告する.
ISSN:0287-2137