病院歯科における診療情報提供書および口腔ケアに関するアンケート調査

歯科診療における病診連携推進のために, 一般診療所から病院歯科に出される診療情報提供書の現状を, また, 要介護者の入院および退院後の口腔ケアにおける病診連携のあり方を検討するために, 岩手県内全ての病院歯科に対して, 2004年11月から2005年1月までの3ヵ月間における診療情報提供書および口腔ケアに関するアンケート調査を実施したところ, 27施設中18施設, 67%の施設から回答が得られ, 回答のあった18施設について調査分析をした. 回答率の低かった施設は, 独立行政法人付属病院歯科25%, 県立病院と私立病院歯科40%であった. 情報提供書については, 期間中0通から471通であり,...

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Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 55; no. 3; pp. 224 - 225
Main Authors 佐藤保, 金子良司, 大黒英貴, 大川義之, 箱崎守男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔衛生学会 30.07.2005
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ISSN0023-2831

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Summary:歯科診療における病診連携推進のために, 一般診療所から病院歯科に出される診療情報提供書の現状を, また, 要介護者の入院および退院後の口腔ケアにおける病診連携のあり方を検討するために, 岩手県内全ての病院歯科に対して, 2004年11月から2005年1月までの3ヵ月間における診療情報提供書および口腔ケアに関するアンケート調査を実施したところ, 27施設中18施設, 67%の施設から回答が得られ, 回答のあった18施設について調査分析をした. 回答率の低かった施設は, 独立行政法人付属病院歯科25%, 県立病院と私立病院歯科40%であった. 情報提供書については, 期間中0通から471通であり, 施設間格差は大きかった. 口腔ケアについては, ほとんどの施設で病院入院者に対して口腔ケアを実施していたが, ケアチーム編成, ケアマニュアルの整備, 内部, 外部研修の実施などの基盤整備は, 過半数の施設で実施されていなかった.
ISSN:0023-2831