東京女子医科大学歯科口腔外科における有病者の臨床統計的観察 2. 入院患者における検討

1986-1991年に東京女子医科大学歯科口腔外科に入院した1, 280名のうち511名 (39.9%) が何らかの全身疾患を有していた。有病者の平均年齢は49.1歳で, 有病者率は年齢が高くなるとともに増加し, 70歳代が最も多く, 88.6%を占めていた。 全身疾患では, 循環器疾患が圧倒的に多く, 1/2を占め, 次いで内分泌・代謝疾患, 消化器疾患などであった。 当科での疾患はう蝕, 歯周炎129例 (25.2%), 腫瘍105例 (20.5%), 外傷97例 (19.0%), 炎症77例 (15.1%), 嚢胞45例 (8.8%), その他58例 (11.4%)であった。 手術は42...

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Published in有病者歯科医療 Vol. 4; no. 1; pp. 7 - 12
Main Authors 山崎, 卓, 岡本, 俊宏, 茅野, めぐみ, 扇内, 秀樹, 今村, 美樹, 桑澤, 隆補
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本有病者歯科医療学会 31.08.1995
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ISSN0918-8150
1884-667X
DOI10.11255/jjmcp1992.4.7

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Summary:1986-1991年に東京女子医科大学歯科口腔外科に入院した1, 280名のうち511名 (39.9%) が何らかの全身疾患を有していた。有病者の平均年齢は49.1歳で, 有病者率は年齢が高くなるとともに増加し, 70歳代が最も多く, 88.6%を占めていた。 全身疾患では, 循環器疾患が圧倒的に多く, 1/2を占め, 次いで内分泌・代謝疾患, 消化器疾患などであった。 当科での疾患はう蝕, 歯周炎129例 (25.2%), 腫瘍105例 (20.5%), 外傷97例 (19.0%), 炎症77例 (15.1%), 嚢胞45例 (8.8%), その他58例 (11.4%)であった。 手術は425例に行われ, 204例 (48.0%) が全身麻酔下に, 221例 (52.0%) が局所麻酔下に行われた。
ISSN:0918-8150
1884-667X
DOI:10.11255/jjmcp1992.4.7