(7)当科における乳癌患者の家族性乳癌に関する意識調査

これまで山形県では, 家族性乳癌について一般に啓蒙するような機会は, ほとんどなかった. 家族性乳癌は, 遺伝子診断や予防的治療を行うか, など様々な問題をかかえており, 一般に広く認識させるには困難を伴うと想像される. そこでわれわれは問題点を抽出するために, 今回, 当科で手術を行った乳癌患者を対象にして家族性乳癌についての意識調査を行った. <対象> 1999年から2004年に当科で手術し健存している143例に対してアンケート調査を行った. <調査項目> 1. 家族性乳癌を知っているか. 家族性乳癌の可能性がある場合に, 2. 遺伝子検査を希望するか. 3. 予防...

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Published in家族性腫瘍 Vol. 6; no. 1; p. 41
Main Authors 鈴木明彦, 山本隆, 木村青史, 木村理
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本家族性腫瘍学会 15.01.2006
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Summary:これまで山形県では, 家族性乳癌について一般に啓蒙するような機会は, ほとんどなかった. 家族性乳癌は, 遺伝子診断や予防的治療を行うか, など様々な問題をかかえており, 一般に広く認識させるには困難を伴うと想像される. そこでわれわれは問題点を抽出するために, 今回, 当科で手術を行った乳癌患者を対象にして家族性乳癌についての意識調査を行った. <対象> 1999年から2004年に当科で手術し健存している143例に対してアンケート調査を行った. <調査項目> 1. 家族性乳癌を知っているか. 家族性乳癌の可能性がある場合に, 2. 遺伝子検査を希望するか. 3. 予防的乳房切除を行うか. 予防的卵巣摘出を行うか. <結果> 回収された解答を集計して, 結果報告および考察を行う予定である.
ISSN:1346-1052