医用画像管理システム(PACS)を導入して

〔はじめに〕平成19年1月にPACSを導入し, それに伴うモダリティの更新を行なったので, 使用経験を報告する. 〔対象〕モダリティとして胸部CR装置, 胃X線DR装置, CT装置, PACSでは読影用高精細モニター&レポートシステム, 面談用高精細モニター, 画像サーバー, 病院外来用高精細モニター. 〔結果〕今回, モダリティをデジタル装置にしたことでフィルムレス運用となり, 受診者情報もバーコード処理により確実な登録が可能となった. 面談では階調処理や拡大など分かりやすい説明が可能となり受診者サービス向上につながった. また, 作業効率が向上し, フィルム・現像処理液・廃液処理等...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 57; no. 1; p. 54
Main Authors 内藤秀一, 土谷龍彦, 佐藤竜吾, 明石光伸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農村医学会 30.05.2008
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ISSN0468-2513

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Summary:〔はじめに〕平成19年1月にPACSを導入し, それに伴うモダリティの更新を行なったので, 使用経験を報告する. 〔対象〕モダリティとして胸部CR装置, 胃X線DR装置, CT装置, PACSでは読影用高精細モニター&レポートシステム, 面談用高精細モニター, 画像サーバー, 病院外来用高精細モニター. 〔結果〕今回, モダリティをデジタル装置にしたことでフィルムレス運用となり, 受診者情報もバーコード処理により確実な登録が可能となった. 面談では階調処理や拡大など分かりやすい説明が可能となり受診者サービス向上につながった. また, 作業効率が向上し, フィルム・現像処理液・廃液処理等のコスト削減となった. 〔考察〕導入1年後にはさらなる診断精度向上, 効率化が考えられる. また面談室では検診システムと画像を連携可能としたが, 読影においてのレポートシステムは連携を行なっていないため, 所見入力間違いなどが危惧される. 今後は健診システムとのさらなる連携, 受診者サービスに努めていきたい.
ISSN:0468-2513