喉頭癌に対するlaserthermia

緒言 喉頭癌のT_1 ,T_2 症例の治療は一般に放射線治療が主体である. その治療成績は他部位の癌に較べ, 良好であるものの, すでに頭打ちの状態である. そこで, その治療成績をbreak-throughさせるための手段として, 早期胃癌に対し, 良好な治療効果をあげているlaserthrmiaを放射線治療に併用した. 本研究ではその治療の実際, 治療効果, その癌床上の意義について検討した. 対象 対象として症例は1991年4月から1993年1月にかけ, 愛知県がんセンター放射線治療部で治療を行った10例である. その症例の内訳はT_1 6例, T_2 4例で, いずれの症例も従来の放射...

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 14; no. 2; pp. 69 - 70
Main Author 不破信和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本レーザー医学会 01.06.1993
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ISSN0288-6200

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Summary:緒言 喉頭癌のT_1 ,T_2 症例の治療は一般に放射線治療が主体である. その治療成績は他部位の癌に較べ, 良好であるものの, すでに頭打ちの状態である. そこで, その治療成績をbreak-throughさせるための手段として, 早期胃癌に対し, 良好な治療効果をあげているlaserthrmiaを放射線治療に併用した. 本研究ではその治療の実際, 治療効果, その癌床上の意義について検討した. 対象 対象として症例は1991年4月から1993年1月にかけ, 愛知県がんセンター放射線治療部で治療を行った10例である. その症例の内訳はT_1 6例, T_2 4例で, いずれの症例も従来の放射線治療単独では局所制御が困難であると思われた例であった.
ISSN:0288-6200