人間ドックにおける生活習慣と検査データとの関連性の検討

今回人間ドック受診者における検査項目や問診事項より生活習慣と検査内容との関連性の有無について統計学的検討を加えた. 平成!1年度当センター人間ドックを受診した12, 767人を対象とした. 結果は女性より男性においてブレスローの健康的な生活習慣に基づいた「望ましい生活習慣」をしている者に検査項目の有所見率が低い傾向を認めた. 特に39歳以下40歳代に多くの有意差がみられたことから, 比較的若い年代から「望ましい生活習慣」が身に付くよう働きかけることが生活習慣病予防につながると考える....

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 44; no. 5; p. 215
Main Authors 黒木晶子, 鎌田さよ子, 山本聖子, 下木原直美, 松岡純子, 桶谷薫, 瀬戸山史郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 20.09.2002
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Summary:今回人間ドック受診者における検査項目や問診事項より生活習慣と検査内容との関連性の有無について統計学的検討を加えた. 平成!1年度当センター人間ドックを受診した12, 767人を対象とした. 結果は女性より男性においてブレスローの健康的な生活習慣に基づいた「望ましい生活習慣」をしている者に検査項目の有所見率が低い傾向を認めた. 特に39歳以下40歳代に多くの有意差がみられたことから, 比較的若い年代から「望ましい生活習慣」が身に付くよう働きかけることが生活習慣病予防につながると考える.
ISSN:1341-0725
1349-533X