アドバンスト・フォト・システム(APS)による口腔内写真撮影の試み

口腔内カラー写真は歯科臨床や疫学調査に広く利用されており, これは通常35ミリ一眼レフで撮影されている. APSはフィルムをカートリッジ化した新しい写真システムである. APS一眼レフを用いて口腔内カラー写真撮影を行い, 新システムの有用性を検討した. 以下要点を列記する. (1)フィルム画面縮小にもかかわらず, 画質は35ミリフィルムと遜色なく十分使用できる. (2)フィルムのカートリッジ化により, 装填操作が用意である. (3)カートリッジの途中交換機能により, 撮影対象ごとの使い分けが可能である. (4)写真の保存は, インデックスプリントとカートリッジと省スペースである. (5)フォト...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 47; no. 5; pp. 756 - 757
Main Authors 笠原香, 富田真弓, 中根卓, 樋口壽英, 近藤武
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔衛生学会 30.10.1997
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:口腔内カラー写真は歯科臨床や疫学調査に広く利用されており, これは通常35ミリ一眼レフで撮影されている. APSはフィルムをカートリッジ化した新しい写真システムである. APS一眼レフを用いて口腔内カラー写真撮影を行い, 新システムの有用性を検討した. 以下要点を列記する. (1)フィルム画面縮小にもかかわらず, 画質は35ミリフィルムと遜色なく十分使用できる. (2)フィルムのカートリッジ化により, 装填操作が用意である. (3)カートリッジの途中交換機能により, 撮影対象ごとの使い分けが可能である. (4)写真の保存は, インデックスプリントとカートリッジと省スペースである. (5)フォトプレーヤーによる画面再生は, 写真の手軽な観察, 提示方法である. (6)タイトル印字については, 活用が限られる.
ISSN:0023-2831