洞性徐脈のペーシング不全に対してPCPSと血液浄化にて救命し得た1症例

症例は48歳男性. 高カリウム血症により洞性徐脈を呈し, 一時ペーシングを試みたがペーシング不全となり心停止に陥ったため, 補助循環(PCPS, IABP)および血液浄化(HD, CHF)にて救命した. 血清カリウムはHDにより速やかに低下し, その後はCHFにて管理した. 第2病日にはペーシング可能となり, 第3病日にPCPSを離脱, 第4病日にはIABPおよびCHFを離脱し, 第23病日には退院となった....

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Published in体外循環技術 Vol. 32; no. 2; pp. 220 - 221
Main Authors 錦織伸司, 藤井義久, 福島成文, 谷村知明, 宮里恵美, 山中英樹, 片寄恭次, 小田 強, 松原康博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本体外循環技術研究会 01.06.2005
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ISSN0912-2664

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Summary:症例は48歳男性. 高カリウム血症により洞性徐脈を呈し, 一時ペーシングを試みたがペーシング不全となり心停止に陥ったため, 補助循環(PCPS, IABP)および血液浄化(HD, CHF)にて救命した. 血清カリウムはHDにより速やかに低下し, その後はCHFにて管理した. 第2病日にはペーシング可能となり, 第3病日にPCPSを離脱, 第4病日にはIABPおよびCHFを離脱し, 第23病日には退院となった.
ISSN:0912-2664