抗血小板抗体スクリーニングにおけるELISA法, FCM法, AHG-LCT法の比較検討

近年, 血小板輸血の普及に伴い血小板輸血不応患者に対する抗HLA抗体を含めた抗血小板抗体の検索が行われている. 抗血小板抗体の大部分は, HLA抗体であり血小板輸血不応患者に対してAHG-LCT法を用いた交差試験によりHLA適合血小板が血液センターより供給されているが, 最近では血小板特異抗体が産生されている患者も報告されており今後は血小板を抗原とした検査法の普及が必要と思われる. 今回は, 血小板を抗原としたELISA法, FCM法とAHG-LCT法を比較検討したので報告する....

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 35; no. 3; p. 407
Main Authors 金光靖, 吉田真由美, 井上昌子, 虫明佳子, 阿波屋典子, 藤田往子, 椿和央, 堀内篤
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.06.1989
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ISSN0546-1448

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Summary:近年, 血小板輸血の普及に伴い血小板輸血不応患者に対する抗HLA抗体を含めた抗血小板抗体の検索が行われている. 抗血小板抗体の大部分は, HLA抗体であり血小板輸血不応患者に対してAHG-LCT法を用いた交差試験によりHLA適合血小板が血液センターより供給されているが, 最近では血小板特異抗体が産生されている患者も報告されており今後は血小板を抗原とした検査法の普及が必要と思われる. 今回は, 血小板を抗原としたELISA法, FCM法とAHG-LCT法を比較検討したので報告する.
ISSN:0546-1448