輸血部管理の血液細胞移植センター(無菌病室)の運営について

当院では1994年10月, 第二内科病棟に輸血部管理の無菌病室が1床開設され, 以後約2年間に, 第二内科や産婦人科のallo-BMT5例, allo-PBSCT1例, auto-PBSCT5例が行われた. 1997年6月, 新病棟に無菌病室2床からなる血液細胞移植センターがオープンし, 12月現在, 第二内科や小児科のallo-BMT2例, auto-BMT1例, auto-PBSCT5例が施行された. 輸血部は同センターの管理, 運営を担当し, 患者の実際の治療は各診療科が行っている. 無菌病室を中央部門である輸血部で管理, 運営することによって, 各診療科が容易にかつ効率よく造血幹細胞移...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 44; no. 5; p. 664
Main Authors 下山丈人, 河本順雄, 辻内智美, 前田美和, 西田幸世, 樋上耕, 塚本美保, 加納美恵子, 藤村吉博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.09.1998
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Summary:当院では1994年10月, 第二内科病棟に輸血部管理の無菌病室が1床開設され, 以後約2年間に, 第二内科や産婦人科のallo-BMT5例, allo-PBSCT1例, auto-PBSCT5例が行われた. 1997年6月, 新病棟に無菌病室2床からなる血液細胞移植センターがオープンし, 12月現在, 第二内科や小児科のallo-BMT2例, auto-BMT1例, auto-PBSCT5例が施行された. 輸血部は同センターの管理, 運営を担当し, 患者の実際の治療は各診療科が行っている. 無菌病室を中央部門である輸血部で管理, 運営することによって, 各診療科が容易にかつ効率よく造血幹細胞移植を施行でき, 理想的なシステムと考えられる.
ISSN:0546-1448