山口県内の末梢血幹細胞移植例の調査

山口県内の末梢血幹細胞移植(PBSCT)移植例の調査を行い施行上の問題点につき検討を行った. 調査期間は1992年~1995年. 山口大学医学部附属病院(三内科:造血器腫瘍11例, 固形腫瘍1例, 小児科:造血器腫瘍1例, 固形腫瘍6例), 山口県立中央病院(血液内科:造血器腫瘍7例)の合計26例の報告があった. 施行上の問題点としてはPBSCの採取, 保存を行う人員の確保が困難であることが指摘された. 今後PBSCTが治療法として定着するためには, PBSC保存を専門に行う施設が県内に設置される必要があると考えられた....

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 41; no. 6; p. 643
Main Authors 藤井康彦, 大庭雄三, 田仲弘行, 瀬口雅人, 岡芳知, 川崎浩三, 古川漸, 篠原健次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.12.1995
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ISSN0546-1448

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Summary:山口県内の末梢血幹細胞移植(PBSCT)移植例の調査を行い施行上の問題点につき検討を行った. 調査期間は1992年~1995年. 山口大学医学部附属病院(三内科:造血器腫瘍11例, 固形腫瘍1例, 小児科:造血器腫瘍1例, 固形腫瘍6例), 山口県立中央病院(血液内科:造血器腫瘍7例)の合計26例の報告があった. 施行上の問題点としてはPBSCの採取, 保存を行う人員の確保が困難であることが指摘された. 今後PBSCTが治療法として定着するためには, PBSC保存を専門に行う施設が県内に設置される必要があると考えられた.
ISSN:0546-1448