Nd:YAGレーザー接触照射法に関する再検討
Nd:YAGレーザーの接触照射法は比較的低出力照射で非接触照射法とほぼ同等の効果をもたらし, 直接病変に接触させて照射するためより確実な照射が可能であるが, 問題点も少なからずあり, 先端チップのトラブルなどもその問題点の一つである. 今回, その対策のために, Nd:YAGレーザーの照射出力の違いによるレーザープローブ先端部分の温度変化をサーモグラフィーにより, 耐久性を卵白を付着させた連続照射により検討したので報告する. まとめ;(1)異なった照射出力でも仕事量を同程度に照射時間を設定した場合, チップの温度は著しく差はない. (2)卵白を付着させた場合, 高出力において著明な温度上昇を認...
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Published in | 日本レーザー医学会誌 Vol. 13; no. 1; p. 72 |
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Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本レーザー医学会
01.03.1992
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Summary: | Nd:YAGレーザーの接触照射法は比較的低出力照射で非接触照射法とほぼ同等の効果をもたらし, 直接病変に接触させて照射するためより確実な照射が可能であるが, 問題点も少なからずあり, 先端チップのトラブルなどもその問題点の一つである. 今回, その対策のために, Nd:YAGレーザーの照射出力の違いによるレーザープローブ先端部分の温度変化をサーモグラフィーにより, 耐久性を卵白を付着させた連続照射により検討したので報告する. まとめ;(1)異なった照射出力でも仕事量を同程度に照射時間を設定した場合, チップの温度は著しく差はない. (2)卵白を付着させた場合, 高出力において著明な温度上昇を認めた. (3)製品精度のばらつきが大きいことが推測された. |
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ISSN: | 0288-6200 |