医薬情報提供者の問題解決力を高めよう(2)

中期目標を5年間と想定し, 薬図協の管理・マネージメントの方向性を探るという観点で, 問題点の抽出から事業案の提示まで討議を行った. 「1. 問題点の抽出」 ・環境変化(IT化の中での薬図協の役割) 薬図協HPのコンテンツ見直し, 加盟館へのシステム的な対応のサジェスチョンの必要性. ・人材 加盟館専任職員数の減少が薬図協の会員減少と人材不足につながる. また, 国立は法人化後に脱会が増加し, 私学は総合大学の一部分として薬学部が設立されるケースが多く, 薬学だけの薬図協には加盟しづらい状況. 地区組織の維持も困難になりつつある. ・薬図協に加盟する意義 NACSIS-ILLの登場などで, 文...

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Published in薬学図書館 Vol. 53; no. 2; p. 110
Main Author 西尾十和子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本薬学図書館協議会 30.04.2008
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ISSN0386-2062

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Summary:中期目標を5年間と想定し, 薬図協の管理・マネージメントの方向性を探るという観点で, 問題点の抽出から事業案の提示まで討議を行った. 「1. 問題点の抽出」 ・環境変化(IT化の中での薬図協の役割) 薬図協HPのコンテンツ見直し, 加盟館へのシステム的な対応のサジェスチョンの必要性. ・人材 加盟館専任職員数の減少が薬図協の会員減少と人材不足につながる. また, 国立は法人化後に脱会が増加し, 私学は総合大学の一部分として薬学部が設立されるケースが多く, 薬学だけの薬図協には加盟しづらい状況. 地区組織の維持も困難になりつつある. ・薬図協に加盟する意義 NACSIS-ILLの登場などで, 文献の相互利用には不便はない. 電子ジャーナルのコンソーシアムも独自性がない. 様々な協会が存在する中で, 薬図協に加盟する意義が不明確になっている. 「2. 中期目標の設定」 時代の変遷とともに, 薬図協設立当初の目的と現状が合致しなくなってきており, 薬図協の事業の方向性を再考する時期にきている.
ISSN:0386-2062