高電位電子ペン療法

生体が反応する刺激方法としては, 鍼灸以外にレーザー・神経ブロック・電子温灸・SSPなどが代表とされている. 近年はそれ以外はあまり知られていない. 今回, 我々は高電位電子ペンに着目し, 新しい刺激方法としてその効果が認められるかを検討した. その結果, 良い効果が見られたので報告する. 【方法】 (1)HLS-9000を用い星状神経節左右各々に1分間の刺激を与えた. そして刺激前と刺激直後の反応をノイロメトリーでチェックしバラツキの変化を検討した. (3)臨床的評価を見るため星状神経節及び足反射区の特定部位に1分間9000Vをあてがい症状改善を検討した. 【結果】 (1)星状神経節刺激前に...

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Published in日本鍼灸良導絡医学会誌 Vol. 27; no. 4; p. 33
Main Authors 内田輝和, 藤原秀雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡神経学会 01.09.1999
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ISSN0286-1631

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Summary:生体が反応する刺激方法としては, 鍼灸以外にレーザー・神経ブロック・電子温灸・SSPなどが代表とされている. 近年はそれ以外はあまり知られていない. 今回, 我々は高電位電子ペンに着目し, 新しい刺激方法としてその効果が認められるかを検討した. その結果, 良い効果が見られたので報告する. 【方法】 (1)HLS-9000を用い星状神経節左右各々に1分間の刺激を与えた. そして刺激前と刺激直後の反応をノイロメトリーでチェックしバラツキの変化を検討した. (3)臨床的評価を見るため星状神経節及び足反射区の特定部位に1分間9000Vをあてがい症状改善を検討した. 【結果】 (1)星状神経節刺激前に比べ直後のノイロメトリーのバラツキは減少傾向を見た. (2)症状改善は, 刺激部位別にそれぞれ認められた. (頭痛・のどの痛み・咳・目の疲れ・膝痛) (3)高電位電子ペン療法は新しい刺激方法としての期待がもてると思われる.
ISSN:0286-1631