高周波スネアとNd-YAGレーザーの併用にて治療した気管支カルチノイドの1例

症例は75歳, 男性. 1997年4月頃より労作時呼吸困難感出現. 同年7月, 近医での気管支鏡検査で左上幹入口部のポリープ状病変が発見された. 生検にて気管支カルチノイドと診断され, 当院に紹介受診となった. 肝硬変と糖尿病の合併と, 年齢を考慮し, まず高周波スネアにて切除を行った. しかし, 腫瘍が一部遺残したため, 二期的にYAGレーザーで焼灼した. その後は経過良好で, 3年1ヵ月経過の現在再発を認めていない....

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Published in気管支学 Vol. 23; no. 1; p. 89
Main Authors 三好立, 奥村栄, 佐藤之俊, 飯島京太, 大森隆広, 中川健, 唐渡敦也, 西尾誠人, 宝来威, 石川雄一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.01.2001
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ISSN0287-2137

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Summary:症例は75歳, 男性. 1997年4月頃より労作時呼吸困難感出現. 同年7月, 近医での気管支鏡検査で左上幹入口部のポリープ状病変が発見された. 生検にて気管支カルチノイドと診断され, 当院に紹介受診となった. 肝硬変と糖尿病の合併と, 年齢を考慮し, まず高周波スネアにて切除を行った. しかし, 腫瘍が一部遺残したため, 二期的にYAGレーザーで焼灼した. その後は経過良好で, 3年1ヵ月経過の現在再発を認めていない.
ISSN:0287-2137