口腔乾燥症に対する新しい診断法の確立に向けて‐正常ボランティアにおけるDynamic MR sialographic data
Dynamic MR sialography(DMRSI)による唾液排泄状態評価の可否を決定すること. 健常人ボランティア14名を対象とする. DMRSIはクエン酸刺激前及び刺激後の唾液腺管をMRにて連続撮影し, 撮影後, MRデータをworkstation上で処理する. 処理された唾液腺管の面積及びその変化を時間経過とともにグラフ化し時間-検出可能唾液腺管曲線を描く. 正常人にDMRSIを応用することで, 耳下腺管での経時的な唾液排泄状態を画像化できた. 更に, その画像を基にしてコンピューター処理することにより時間耳下腺管描出能曲線を描記することもできた. DMRSIは耳下腺の排泄機能を評...
Saved in:
Published in | 九州歯科学会雑誌 Vol. 59; no. 4; p. 187 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
九州歯科学会
25.10.2005
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0368-6833 |
Cover
Summary: | Dynamic MR sialography(DMRSI)による唾液排泄状態評価の可否を決定すること. 健常人ボランティア14名を対象とする. DMRSIはクエン酸刺激前及び刺激後の唾液腺管をMRにて連続撮影し, 撮影後, MRデータをworkstation上で処理する. 処理された唾液腺管の面積及びその変化を時間経過とともにグラフ化し時間-検出可能唾液腺管曲線を描く. 正常人にDMRSIを応用することで, 耳下腺管での経時的な唾液排泄状態を画像化できた. 更に, その画像を基にしてコンピューター処理することにより時間耳下腺管描出能曲線を描記することもできた. DMRSIは耳下腺の排泄機能を評価することができる. 唾液排泄状態を経時的に測定することで口腔乾燥症を含めた唾液腺疾患の一評価法として有効な手段と成りうる. |
---|---|
ISSN: | 0368-6833 |