リハビリテーション病院における退院患者の動向

目的:リハビリ医療の実態としてリハビリ専門病院からの自宅退院と施設入所群の動向について社会・家庭復帰の促進・阻害因子について検討した. 対象:1995年1~12月までの1年間にリハビリ治療目的で入院し退院した患者411名中自宅および施設入所群は308名(75%). 結果:年齢別では50歳未満;65%が自宅退院しているのに対して, 65歳未満;59%, 75歳未満;55%, 85歳未満;53%, 86歳以上;35%と減少. ADLレベル別では, 自立群36/37(97.3%), 少介助群101/119(名4.9%), 多介助群58/84(69.0%), 全介助群36/68(52.9%)が自宅退院...

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Published inリハビリテーション医学 Vol. 34; no. 2; p. 156
Main Authors 今村義典, 末永英文, 戸田ゆみ子, 仲嶺時雄, 宮良長和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 18.02.1997
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ISSN0034-351X

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Summary:目的:リハビリ医療の実態としてリハビリ専門病院からの自宅退院と施設入所群の動向について社会・家庭復帰の促進・阻害因子について検討した. 対象:1995年1~12月までの1年間にリハビリ治療目的で入院し退院した患者411名中自宅および施設入所群は308名(75%). 結果:年齢別では50歳未満;65%が自宅退院しているのに対して, 65歳未満;59%, 75歳未満;55%, 85歳未満;53%, 86歳以上;35%と減少. ADLレベル別では, 自立群36/37(97.3%), 少介助群101/119(名4.9%), 多介助群58/84(69.0%), 全介助群36/68(52.9%)が自宅退院可能であった. まとめ:阻害因子として1)ADL低下, 2)年齢による介護者の変化, 促進因子として3)移動能力の確立, 4)在宅支援・社会資源の利用, 5)ショートステイ入院可能な対応等が考えられた.
ISSN:0034-351X