細経気管支鏡にて診断し得た腺癌の1例

検診にて胸部X線上左上肺野に浸潤影を指摘された. 近医を受診し, 閉塞性肺炎を疑い気管支鏡精査等を施行されたが, 明らかな中枢病変は指摘されなかった. 精査目的にて当科紹介され, 胸部X線を施行したところ浸潤影の縮小を認め, 良性疾患が疑われたが, 再度細経気管支ファイバーにて気管支鏡検査を施行したところ左S^1+2 b領域に表面平滑で光沢があるポリープ様所見を認めた. 直視下生検の結果腺癌と診断した....

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Published in気管支学 Vol. 24; no. 1; pp. 62 - 63
Main Authors 浅井稔博, 大野康, 由月英行, 川瀬幸典, 河田美紀, 生駒哲朗, 西垣和彦, 後藤紘司, 藤原久義
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 25.01.2002
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Summary:検診にて胸部X線上左上肺野に浸潤影を指摘された. 近医を受診し, 閉塞性肺炎を疑い気管支鏡精査等を施行されたが, 明らかな中枢病変は指摘されなかった. 精査目的にて当科紹介され, 胸部X線を施行したところ浸潤影の縮小を認め, 良性疾患が疑われたが, 再度細経気管支ファイバーにて気管支鏡検査を施行したところ左S^1+2 b領域に表面平滑で光沢があるポリープ様所見を認めた. 直視下生検の結果腺癌と診断した.
ISSN:0287-2137