合成樹脂球充填術後膿胸の1手術例
症例は73歳, 女性. 主訴は血痰. 1952年に肺結核にて合成樹脂球充填術を施行. 1999年12月頃から血痰が出現し他院を受診. 症状の改善を認めないため2000年12月8日当院を紹介. CXP上, 右胸腔内に楕円球状の人工物を認め, 膿胸を呈していた. 抗結核剤(INH, RFP, EB)を3カ月間内服後与ご樹脂球除去術+胸郭成形術を施行した. 現在においては樹脂球除去術はほとんど見られなくなり貴重な症例であると思われた....
Saved in:
Published in | 気管支学 Vol. 23; no. 7; pp. 654 - 655 |
---|---|
Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本気管支学会
25.11.2001
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0287-2137 |
Cover
Summary: | 症例は73歳, 女性. 主訴は血痰. 1952年に肺結核にて合成樹脂球充填術を施行. 1999年12月頃から血痰が出現し他院を受診. 症状の改善を認めないため2000年12月8日当院を紹介. CXP上, 右胸腔内に楕円球状の人工物を認め, 膿胸を呈していた. 抗結核剤(INH, RFP, EB)を3カ月間内服後与ご樹脂球除去術+胸郭成形術を施行した. 現在においては樹脂球除去術はほとんど見られなくなり貴重な症例であると思われた. |
---|---|
ISSN: | 0287-2137 |