橋被蓋部出血により両側方注視麻痺,垂直方向性眼振,体幹・左上下肢失調を呈した症例のリハビリテーション経験
「はじめに」橋被蓋部脳血管障害では様々な眼球運動障害を認めることがある. 今回, 両側方注視麻痺, 正面視及び垂直注視時の垂直方向性眼振を認めた症例のリハビリテーション(以下, リハ)を経験した. この中でリハの効果を認めた部分と認めなかった部分があり, その因子について考察する. 症例(1)患者:47歳, 男性. 職業:電気工事監督. (2)診断名:橋被蓋部出血, 高血圧. (3)障害名:動揺視, 体幹・左側上下肢失調による協調運動障害, 歩行障害. (4)主訴:動揺観, ふらつき, 左側しびれ感. (5)既往歴:30歳代に高血圧....
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Published in | リハビリテーション医学 Vol. 39; no. 5; pp. 245 - 248 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本リハビリテーション医学会
18.05.2002
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ISSN | 0034-351X |
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Summary: | 「はじめに」橋被蓋部脳血管障害では様々な眼球運動障害を認めることがある. 今回, 両側方注視麻痺, 正面視及び垂直注視時の垂直方向性眼振を認めた症例のリハビリテーション(以下, リハ)を経験した. この中でリハの効果を認めた部分と認めなかった部分があり, その因子について考察する. 症例(1)患者:47歳, 男性. 職業:電気工事監督. (2)診断名:橋被蓋部出血, 高血圧. (3)障害名:動揺視, 体幹・左側上下肢失調による協調運動障害, 歩行障害. (4)主訴:動揺観, ふらつき, 左側しびれ感. (5)既往歴:30歳代に高血圧. |
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ISSN: | 0034-351X |