九州歯科大学生の健診と健康に対する意識調査

九州歯科大学生に対してアンケート形式で, 健診および健康に対する意識調査をおこなった. 作成した調査票の以下の2種類である. 調査票1:定期健康診断に関してのアンケート. 調査票2:生活状況調査表で, 健康に対する意識, 食事, 睡眠, 運動などのライフスタイルを調査した. 健診を受診しなかった学生について, その理由の約7割が「受診が面倒」であった. それを学生気質と言うのは簡単だが, 裏を返すと, これまで健診の意義や重要性について情報提供や啓発が足りないということである. 自分が健康と考えている学生の割合は69%であった. 一般健康状態についての16問にハイと答えた割合は, それぞれ「食...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 59; no. 4; pp. 190 - 191
Main Authors 福原正代, 森若千織, 藤原智子, 芳賀健輔, 西原達次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 25.10.2005
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ISSN0368-6833

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Summary:九州歯科大学生に対してアンケート形式で, 健診および健康に対する意識調査をおこなった. 作成した調査票の以下の2種類である. 調査票1:定期健康診断に関してのアンケート. 調査票2:生活状況調査表で, 健康に対する意識, 食事, 睡眠, 運動などのライフスタイルを調査した. 健診を受診しなかった学生について, その理由の約7割が「受診が面倒」であった. それを学生気質と言うのは簡単だが, 裏を返すと, これまで健診の意義や重要性について情報提供や啓発が足りないということである. 自分が健康と考えている学生の割合は69%であった. 一般健康状態についての16問にハイと答えた割合は, それぞれ「食べ過ぎたり食べなかったりむらがある」:47%, 「下痢あるいは便秘がちである」:31%, 「かぜをひきやすい」:29%, 「小さなことにこだわりやすい」:36%, 「気分が落ち込み, やる気がおこらない」:24%であった. 毎日朝食を食べるのは30%. 定期的な運動をしているのは45%であった. また, 心理的問題で相談したい10%, 身体的問題で相談したい9%であった. 学生に対して, 健康や健診についての情報提供および啓発に努力したい. 今後の学生の健康管理に役立てたい.
ISSN:0368-6833