肺癌症例に合併する気管支化生病変の検討
「目的」原発性肺癌症例の多発病変としての気管支扁平上皮化生の有無を検討する. 「対象と方法」1997年10月から1999年5月まで蛍光気管支鏡LIFEを施行し, 組織学的に肺癌と診断された46例中, 扁平上皮癌(sq)26例, 腺癌(Ad)17例の計43例を対象とした. 男性37例, 女性6例, 平均年齢は65歳, 平均喫煙指数S. Lは1046. 「まとめ」Sq例はAd例に比べASM,SMが多く合併するも, 有意差は認めず(P=0.249), S. Lも有意差は認めなかった(P=0.410). 男性は女性に比べASM,SMが有意に多く合併し(P=0.029), S. Lにも有意差を認めた(P...
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Published in | 日本レーザー医学会誌 Vol. 20; no. 3; p. 289 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本レーザー医学会
28.09.1999
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ISSN | 0288-6200 |
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Summary: | 「目的」原発性肺癌症例の多発病変としての気管支扁平上皮化生の有無を検討する. 「対象と方法」1997年10月から1999年5月まで蛍光気管支鏡LIFEを施行し, 組織学的に肺癌と診断された46例中, 扁平上皮癌(sq)26例, 腺癌(Ad)17例の計43例を対象とした. 男性37例, 女性6例, 平均年齢は65歳, 平均喫煙指数S. Lは1046. 「まとめ」Sq例はAd例に比べASM,SMが多く合併するも, 有意差は認めず(P=0.249), S. Lも有意差は認めなかった(P=0.410). 男性は女性に比べASM,SMが有意に多く合併し(P=0.029), S. Lにも有意差を認めた(P=0.004). |
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ISSN: | 0288-6200 |