九州歯科大学における系統的医療コミュニケーション教育の導入と模擬患者の育成

九州歯科大学は新カリキュラムヘの移行期にあるが, 導入された態度教育に関して, 系統的教育システムが構築されているとは言えない面がある. 本研究の目的は本学の態度教育で, 系統的医療コミュニケーション教育を実践するには何が必要で, どのような取り組みをすれば良いかを明らかにすることにある. 得られた結論は以下の通りである. 1. SP育成に積極的な大学, 研究会を視察し, 学内SP養成に反映させた. 2. 研究から得られた情報を基に系統的医療コミュニケーション教育を提案し, 新カリキュラムでは3, 4年次生にそれぞれ30, 22時間の教育を行うこととなった. 3. SP評価に関する分析を行い,...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 59; no. 4; p. 189
Main Authors 木尾哲朗, 大住伴子, 黒川英雄, 横田誠, 寺下正道, 西原達次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 25.10.2005
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Summary:九州歯科大学は新カリキュラムヘの移行期にあるが, 導入された態度教育に関して, 系統的教育システムが構築されているとは言えない面がある. 本研究の目的は本学の態度教育で, 系統的医療コミュニケーション教育を実践するには何が必要で, どのような取り組みをすれば良いかを明らかにすることにある. 得られた結論は以下の通りである. 1. SP育成に積極的な大学, 研究会を視察し, 学内SP養成に反映させた. 2. 研究から得られた情報を基に系統的医療コミュニケーション教育を提案し, 新カリキュラムでは3, 4年次生にそれぞれ30, 22時間の教育を行うこととなった. 3. SP評価に関する分析を行い, SPによる評価の必要性を明らかにした.
ISSN:0368-6833