Clinical effect of external collunarium ALS on allergic rhinitis

• Published in: JIBI INKOKA TEMBO Vol. 35; pp. 37 - 48
• Main Authors: 荻野 敏, 酒井 國男, 大川 内一郎, 若杉 一夫, 大矢 良人, 雑賀 宏, 菊守 寛
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: Society of Oto-rhino-laryngology Tokyo 1992; 耳鼻咽喉科展望会
• ISSN: 0386-9687; 1883-6429
• DOI: 10.11453/orltokyo1958.35.supplement1_37

dl-マレイン酸クロルフェニラミン0.5%, 塩化ベンゼトニウム0.02%, 塩酸テトラヒドロゾリン1.0%を含有し, 定量ポンプ式スプレーの型体をとる薬局向け一般用外用点鼻薬 (ALS) のアレルギー性鼻炎に対する効果を検討した。多くの例で3日以内に効果が認められ, また効果持続時間は2-3時間であった。いずれの症状にも十分な効果がみられ, 中等度以上の全般改善度は56.5%, 軽度改善以上では74.9%であった。2例に軽度の鼻の刺激感, 痛みがみられたが, 投与中止によりただちに症状は消失した。以上よりALSは, スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎の鼻症状の改善に有用な薬剤になると思われた。