Salmonella Oranienburg, Salmonella InfantisおよびSalmonella EnteritidisのSalmonella Chesterとの混合接種培養後の分離比率

数種類の血清型のサルモネラを混合し, 増菌後の培地による検出率の違いについて検討したところ, 培地により検出率が高くなる血清型が存在し, それは血清型の組合せによっても変わることがわかった. S. OranienburgとS. Chesterの混合ではSCで増菌した場合S. Oranienburgが高い比率で分離された.またS.OranienburgとS. Chesterの混合ではSS寒天培地でS. Oranienburgが1オーダー低い比率で分離された. S.InfantisとS. Chesterの混合では, TT, RVで増菌した場合にS. Infantisの分離比率が低くなった.S. E...

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Published in日本食品微生物学会雑誌 Vol. 18; no. 3; pp. 69 - 74
Main Authors 土井, りえ, 小野, 一晃, 正木, 宏幸, 柴田, 譲, 斎藤, 章暢, 濱田, 佳子
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 日本食品微生物学会 30.09.2001
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ISSN1340-8267
1882-5982
DOI10.5803/jsfm.18.69

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Summary:数種類の血清型のサルモネラを混合し, 増菌後の培地による検出率の違いについて検討したところ, 培地により検出率が高くなる血清型が存在し, それは血清型の組合せによっても変わることがわかった. S. OranienburgとS. Chesterの混合ではSCで増菌した場合S. Oranienburgが高い比率で分離された.またS.OranienburgとS. Chesterの混合ではSS寒天培地でS. Oranienburgが1オーダー低い比率で分離された. S.InfantisとS. Chesterの混合では, TT, RVで増菌した場合にS. Infantisの分離比率が低くなった.S. EnteritidisとS. Chesterの混合ではRVで増菌した場合, S. Enteritidisの分離比率が低くなった.
ISSN:1340-8267
1882-5982
DOI:10.5803/jsfm.18.69