表皮ブドウ球菌より抽出したCompact colony forming active substanceの血清学的ならびに生化学的性状について

表皮ブドウ球菌より得られたCompact colony forming active substance (CCFAS)は,黄色ブドウ球菌まり得られたCCFASと同様の生物学的性状を示し,プラズマ反応因子も同一のものと思われた。しかし,ウサギ抗血清から精製したIgGを用いての寒天ゲル内沈降反応では抗原性の相違が認められた。又,生化学的にも黄色ブドウ球菌のCCFASがリビトール型であるのと異なりグリセロール型であり,抗原性の相違との関連が示唆された。...

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Published in日本細菌学雑誌 Vol. 34; no. 6; pp. 847 - 851
Main Authors 一幡, 良利, 碓井, 之雄, 吉田, 耕作, 成川, 新一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本細菌学会 25.11.1979
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ISSN0021-4930
1882-4110
DOI10.3412/jsb.34.847

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Summary:表皮ブドウ球菌より得られたCompact colony forming active substance (CCFAS)は,黄色ブドウ球菌まり得られたCCFASと同様の生物学的性状を示し,プラズマ反応因子も同一のものと思われた。しかし,ウサギ抗血清から精製したIgGを用いての寒天ゲル内沈降反応では抗原性の相違が認められた。又,生化学的にも黄色ブドウ球菌のCCFASがリビトール型であるのと異なりグリセロール型であり,抗原性の相違との関連が示唆された。
ISSN:0021-4930
1882-4110
DOI:10.3412/jsb.34.847