非経口栄養における管理栄養士の役割 管理栄養士の立場から
非経口栄養法への関わりについては、スキルに個人差があり、施設によりチームのあり方も異なるので、誰が何を行うかを具体化することは難しい。しかしながら、管理栄養士がスクリーニングやアセスメントを担う施設においては、非経口栄養量の把握なくしてこれを行い得ないし、とりわけ非経口栄養から経口栄養法への移行期には、関与が必要になる。さらにプランニングの中でも栄養必要量の算出は、管理栄養士ができる領域であり、経腸栄養剤の選択は、この設定量が適正であれば管理栄養士が行うことができる。いずれにしても、これら領域については、各専門職の誰が行っても良い部分と専門職に任せるべき部分があり、各組織で決めるべきことかと思...
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Published in | 静脈経腸栄養 Vol. 20; no. 3; pp. 3_9 - 3_13 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本静脈経腸栄養学会
25.09.2005
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Summary: | 非経口栄養法への関わりについては、スキルに個人差があり、施設によりチームのあり方も異なるので、誰が何を行うかを具体化することは難しい。しかしながら、管理栄養士がスクリーニングやアセスメントを担う施設においては、非経口栄養量の把握なくしてこれを行い得ないし、とりわけ非経口栄養から経口栄養法への移行期には、関与が必要になる。さらにプランニングの中でも栄養必要量の算出は、管理栄養士ができる領域であり、経腸栄養剤の選択は、この設定量が適正であれば管理栄養士が行うことができる。いずれにしても、これら領域については、各専門職の誰が行っても良い部分と専門職に任せるべき部分があり、各組織で決めるべきことかと思う。 |
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ISSN: | 1344-4980 1881-3623 |
DOI: | 10.11244/jjspen.20.3_9 |