頚椎症に対する前方アプローチ 各種手術法の選択
頚椎前方アプローチは頚椎症患者の脊髄前方病変の切除に広く用いられ, 後方アプローチに比べ, 頚部筋群に対する侵襲度が少ないため, 術後の創部痛・軸性疼痛ははるかに少ない. 前方法にはいくつかの手術手技のバリエーションが存在し, それぞれ利点・欠点を有する. 一般的な椎間板腔からのアプローチ, 椎体切除を行う方法, 固定を行わないkey-hole foraminotomy手術, 等々. ステップアップのためにはいくつかの手術手技を習得することも大切である. ここでは, それぞれの手術手技のポイントについて簡単に述べるとともに, 有効性と低侵襲性の面からの選択基準についても言及する....
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Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 21; no. 11; pp. 873 - 882 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脳神経外科コングレス
20.11.2012
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
DOI | 10.7887/jcns.21.873 |
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Summary: | 頚椎前方アプローチは頚椎症患者の脊髄前方病変の切除に広く用いられ, 後方アプローチに比べ, 頚部筋群に対する侵襲度が少ないため, 術後の創部痛・軸性疼痛ははるかに少ない. 前方法にはいくつかの手術手技のバリエーションが存在し, それぞれ利点・欠点を有する. 一般的な椎間板腔からのアプローチ, 椎体切除を行う方法, 固定を行わないkey-hole foraminotomy手術, 等々. ステップアップのためにはいくつかの手術手技を習得することも大切である. ここでは, それぞれの手術手技のポイントについて簡単に述べるとともに, 有効性と低侵襲性の面からの選択基準についても言及する. |
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ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
DOI: | 10.7887/jcns.21.873 |