Development of e-ASUHS, a goal-setting support system, for activities of daily living performed with the affected upper limb after stroke

一般的に広く使用されているソフトウェアであるExcelを用いて,脳卒中患者の麻痺側上肢の機能レベルに適した生活動作を選出することができる目標設定支援システムを開発した.本システムは,対象者の上肢機能レベルに適した生活動作を一覧表示でき,麻痺側上肢による生活動作における目標設定を対象者と共有しながら行うことが可能である.本システムは,1)対象者が遂行可能な生活動作と次に行える生活動作が分かる,2)経験則に頼らず目標と訓練課題の設定がしやすい,3)作業療法士と対象者間の目標設定と介入に関する共同意思決定を促進できる,という利点があり,対象者と作業療法士の協働を促進することにつながるツールである....

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Bibliographic Details
Published inPractice and science of occupational therapy Vol. 5; no. 1; pp. 1 - 5
Main Authors 松岡 耕史, 渡邊 愛記, 川口 敬之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Hokkaido Association of Occupational Therapists 28.02.2023
公益社団法人 北海道作業療法士会
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ISSN2434-5806
2433-8451
DOI10.32151/psot.5.1_1

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Summary:一般的に広く使用されているソフトウェアであるExcelを用いて,脳卒中患者の麻痺側上肢の機能レベルに適した生活動作を選出することができる目標設定支援システムを開発した.本システムは,対象者の上肢機能レベルに適した生活動作を一覧表示でき,麻痺側上肢による生活動作における目標設定を対象者と共有しながら行うことが可能である.本システムは,1)対象者が遂行可能な生活動作と次に行える生活動作が分かる,2)経験則に頼らず目標と訓練課題の設定がしやすい,3)作業療法士と対象者間の目標設定と介入に関する共同意思決定を促進できる,という利点があり,対象者と作業療法士の協働を促進することにつながるツールである.
ISSN:2434-5806
2433-8451
DOI:10.32151/psot.5.1_1