筋力トレーニング経験者と未経験者における徒手抵抗トレーニング時の発揮筋力と筋活動電位の比較

「1. 緒言」 筋肥大・筋力増強を目的とした筋肉に抵抗をかけるトレーニングをレジスタンストレーニング(以下「RT」と略す)という(ACSM, 2013; Baechle et al., 2000; American College of Sports Medicine, 2009). RTには筋肥大・筋力増強のほかに, 耐糖能の改善効果(Smutok et al., 1994)や, 安静時筋血流量の増大(Anton et al., 2006), 安静時代謝量(Lemmer et al., 2001)および高齢者においては1日の総エネルギー消費量の増大効果(Van Etten et al., 1...

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Published inTaiikugaku kenkyū Vol. 62; no. 1; pp. 145 - 154
Main Authors 谷本, 道哉, 下野, 俊哉, 荒川, 裕志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 一般社団法人 日本体育学会 01.01.2017
日本体育学会
Japan Science and Technology Agency
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Summary:「1. 緒言」 筋肥大・筋力増強を目的とした筋肉に抵抗をかけるトレーニングをレジスタンストレーニング(以下「RT」と略す)という(ACSM, 2013; Baechle et al., 2000; American College of Sports Medicine, 2009). RTには筋肥大・筋力増強のほかに, 耐糖能の改善効果(Smutok et al., 1994)や, 安静時筋血流量の増大(Anton et al., 2006), 安静時代謝量(Lemmer et al., 2001)および高齢者においては1日の総エネルギー消費量の増大効果(Van Etten et al., 1997)などの副次的効果も認められている. RTには様々な方法があるが, その方法の1つに, パートナーの徒手で抵抗をかける徒手抵抗トレーニングという方法がある(健康体力づくり事業財団, 2016). 徒手抵抗トレーニングは, パートナーがいれば特別な器具を必要としないこと, 最初の1レップ目から最後のレップまで, またコンセントリック・エキセントリック両筋活動局面ともに十分な負荷を与えることができるなどの独自の特徴がある.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.16031