健常若年者を対象としたTitmus Stereo TestsとNew Stereo Testsの比較・検討
【目的】Titmus Stereo Tests(以下TST)と、分離方式は異なるものの同じ測定視差のNew Stereo Tests(NST)とを用いて両者の比較検討を行った。 【対象および方法】対象は、屈折異常以外に眼科的疾患のない19~23歳の133名(男性62名、女性71名)である。方法は、両眼を完全屈折矯正後、近見眼位を確認し、それぞれ交差性視差(以下凸表)と同側性視差(以下凹表)の立体視を測定した。 【結果】TST、NSTともに立体視差は同じ値を示すものが多数であったが、差を認めたのはNSTの方が多く、凸表で視差の角度が大きくなった。 【結論】NSTを検査に用いる際は凹凸の検査結果の...
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Published in | 日本視能訓練士協会誌 Vol. 42; pp. 201 - 206 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本視能訓練士協会
2013
日本視能訓練士協会 |
Subjects | |
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ISSN | 0387-5172 1883-9215 |
DOI | 10.4263/jorthoptic.042F021 |
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Summary: | 【目的】Titmus Stereo Tests(以下TST)と、分離方式は異なるものの同じ測定視差のNew Stereo Tests(NST)とを用いて両者の比較検討を行った。 【対象および方法】対象は、屈折異常以外に眼科的疾患のない19~23歳の133名(男性62名、女性71名)である。方法は、両眼を完全屈折矯正後、近見眼位を確認し、それぞれ交差性視差(以下凸表)と同側性視差(以下凹表)の立体視を測定した。 【結果】TST、NSTともに立体視差は同じ値を示すものが多数であったが、差を認めたのはNSTの方が多く、凸表で視差の角度が大きくなった。 【結論】NSTを検査に用いる際は凹凸の検査結果の差に注意を払う必要がある。 |
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ISSN: | 0387-5172 1883-9215 |
DOI: | 10.4263/jorthoptic.042F021 |