デジタル・デンティストリーが補綴臨床を変える

デジタル技術の発展により歯科医療は変革しつつある.例えばインプラント治療では,検査,診断,治療計画,手術支援,補綴装置の製作などにデジタル技術が導入されている.補綴治療全般では従来の間接法に替わり,CAD/CAM や光学印象採得など従来の補綴治療の根幹を変える技術が出現したことから,ジルコニアなどの高密度焼結体の加工が可能となり,メタルフリー補綴の普及を加速させた.一方で矢継ぎ早に提供される新技術への違和感や,従来の技術に対する信頼感が導入に二の足を踏ませていることも否めない.そこで,本稿では,補綴治療におけるデジタル・デンティストリーの現状と今後の可能性について最新情報を提供する....

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Bibliographic Details
Published inDental Medicine Research Vol. 33; no. 2; pp. 215 - 220
Main Authors 馬場, 一美, 田中, 晋平, 宮内, 知彦, 舘, 慶太, 上村, 江美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 昭和大学・昭和歯学会 2013
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ISSN1882-0719
2186-540X
DOI10.7881/dentalmedres.33.215

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Summary:デジタル技術の発展により歯科医療は変革しつつある.例えばインプラント治療では,検査,診断,治療計画,手術支援,補綴装置の製作などにデジタル技術が導入されている.補綴治療全般では従来の間接法に替わり,CAD/CAM や光学印象採得など従来の補綴治療の根幹を変える技術が出現したことから,ジルコニアなどの高密度焼結体の加工が可能となり,メタルフリー補綴の普及を加速させた.一方で矢継ぎ早に提供される新技術への違和感や,従来の技術に対する信頼感が導入に二の足を踏ませていることも否めない.そこで,本稿では,補綴治療におけるデジタル・デンティストリーの現状と今後の可能性について最新情報を提供する.
ISSN:1882-0719
2186-540X
DOI:10.7881/dentalmedres.33.215