バウンディングにおける Stiffness 特性へ影響する踏切脚の力およびパワー発揮:リバウンドジャンプとの比較から

「I 緒言」陸上競技の短距離, 跳躍種目, 球技種目に内在するスプリント走やフットワーク, 各種ジャンプなどの多くのスポーツ競技において優れたパフォーマンスを達成するためには, 踏切中に下肢が大きな力を短時間に発揮し, 大きな地面反力を獲得することが重要となる. この能力を向上させるための方法としてプライオメトリックトレーニング(以下「プライオメトリクス」と略す)が挙げられ(苅山・図子, 2013 ; Radcliffe and Farentinos, 1999 ; Zatsiorsky and Kramer, 2006 ; 図子, 2012), その代表的な手段としては片脚交互で水平方向へで...

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Published in体育学研究 Vol. 60; no. 1; pp. 137 - 150
Main Authors 苅山, 靖, 図子, 浩二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本体育学会 2015
日本体育学会
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Summary:「I 緒言」陸上競技の短距離, 跳躍種目, 球技種目に内在するスプリント走やフットワーク, 各種ジャンプなどの多くのスポーツ競技において優れたパフォーマンスを達成するためには, 踏切中に下肢が大きな力を短時間に発揮し, 大きな地面反力を獲得することが重要となる. この能力を向上させるための方法としてプライオメトリックトレーニング(以下「プライオメトリクス」と略す)が挙げられ(苅山・図子, 2013 ; Radcliffe and Farentinos, 1999 ; Zatsiorsky and Kramer, 2006 ; 図子, 2012), その代表的な手段としては片脚交互で水平方向へできるだけ遠くへ跳躍するバウンディング, 両脚において踏切時間を短くし鉛直方向へできるだけ高く跳躍するリバウンドジャンプが用いられている. 両ジャンプは, 対象とするスポーツ競技と, 跳躍方向や踏切脚の様相(両脚踏切または片脚踏切), さらには下肢関節の力発揮特性から見た類似点や相違点を基に使い分けられている.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.14067