はじめての英文症例報告をどこに投稿すべきか?

近年翻訳ソフト等が発達し, 英文症例報告の作成は以前と比較するとはるかに容易になった. 一方で, 引用されにくい症例報告を積極的に受け入れる英文誌は少なく, 投稿先の選定に頭を悩ませている医師は多い. 投稿経験が乏しい指導医も少なくない上に, 雑誌がそれぞれに投稿規定を示し, まとまった情報がない. インパクトファクターがなくても Pubmed 収載はほしいが, 高額な出版費用やオープンアクセス費用を要求する雑誌も多い. 初めて症例報告を英文誌へ投稿しようとする専攻医/指導医の一助となるべく, 投稿の候補となる雑誌の費用・採択率・背景・オープンアクセス・Pubmed 収載の有無等について紹介す...

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Published in日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 Vol. 126; no. 10; pp. 1148 - 1153
Main Authors 溝上, 大輔, 瀧端, 早紀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 20.10.2023
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
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Summary:近年翻訳ソフト等が発達し, 英文症例報告の作成は以前と比較するとはるかに容易になった. 一方で, 引用されにくい症例報告を積極的に受け入れる英文誌は少なく, 投稿先の選定に頭を悩ませている医師は多い. 投稿経験が乏しい指導医も少なくない上に, 雑誌がそれぞれに投稿規定を示し, まとまった情報がない. インパクトファクターがなくても Pubmed 収載はほしいが, 高額な出版費用やオープンアクセス費用を要求する雑誌も多い. 初めて症例報告を英文誌へ投稿しようとする専攻医/指導医の一助となるべく, 投稿の候補となる雑誌の費用・採択率・背景・オープンアクセス・Pubmed 収載の有無等について紹介する.
ISSN:2436-5793
2436-5866
DOI:10.3950/jibiinkotokeibu.126.10_1148