プロ野球選手入団検診における肘関節レントゲン所見の検討

プロ野球入団時における選手の肘関節レントゲンによる異常所見を検討した.2011年から2015年の5年間にドラフト入団した選手53名(平均年齢20.0±2.6)に対して肘関節レントゲン3方向(正面,側面,tangential view)を施行した患者を対象とし,健側と比較し異なる所見を異常所見とした.内側異常は41名73.2%,外側異常は37名69.8%,後方異常は9名17.0%であった.これまで投球障害は内側が最も多いとの報告が多いが,プロ野球入団時におけるレントゲン異常所見は内側と外側が同程度の頻度であった....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 67; no. 1; pp. 151 - 154
Main Authors 太田, 浩二, 岡田, 貴充, 中西, 芳応, 花田, 麻須大, 竹内, 直英, 小薗, 直哉, 千住, 隆博, 中島, 康晴
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.2018
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Summary:プロ野球入団時における選手の肘関節レントゲンによる異常所見を検討した.2011年から2015年の5年間にドラフト入団した選手53名(平均年齢20.0±2.6)に対して肘関節レントゲン3方向(正面,側面,tangential view)を施行した患者を対象とし,健側と比較し異なる所見を異常所見とした.内側異常は41名73.2%,外側異常は37名69.8%,後方異常は9名17.0%であった.これまで投球障害は内側が最も多いとの報告が多いが,プロ野球入団時におけるレントゲン異常所見は内側と外側が同程度の頻度であった.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.67.151