長さあるいは質量を増大させたバーを用いたバーツイストにおける体幹のキネティクス・キネマティクス的特性

「I 緒言」体幹は身体のセグメントの中でも筋量が占める割合が大きく, それらの筋群の活動によってトルクおよびトルクパワーを発揮することにより, 力学的エネルギーを産み出すことができる. このために, 投運動や打運動における高い競技パフォーマンスの獲得において, 体幹筋群に対するトレーニングの重要性が指摘されている. また, 投運動や打運動が内在する各種スポーツ種目においては, 伸張 - 短縮サイクル(Stretch-Shortening Cycle: SSC)運動を伴う体幹捻転運動が遂行されることから, 体幹捻転筋群にSSC運動を生じさせ, より大きなトルクおよびトルクパワーを発揮させることが...

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Published in体育学研究 Vol. 66; pp. 361 - 372
Main Authors 吉田, 拓矢, 高橋, 和孝, 篠原, 秀典, 浅井, 武
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会 2021
日本体育学会
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ISSN0484-6710
1881-7718
DOI10.5432/jjpehss.20076

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Summary:「I 緒言」体幹は身体のセグメントの中でも筋量が占める割合が大きく, それらの筋群の活動によってトルクおよびトルクパワーを発揮することにより, 力学的エネルギーを産み出すことができる. このために, 投運動や打運動における高い競技パフォーマンスの獲得において, 体幹筋群に対するトレーニングの重要性が指摘されている. また, 投運動や打運動が内在する各種スポーツ種目においては, 伸張 - 短縮サイクル(Stretch-Shortening Cycle: SSC)運動を伴う体幹捻転運動が遂行されることから, 体幹捻転筋群にSSC運動を生じさせ, より大きなトルクおよびトルクパワーを発揮させることが, 優れた競技パフォーマンスの獲得に重要と考えられる. SSC運動を利用したトレーニング方法としてはプライオメトリクスが挙げられ, 体幹捻転運動のプライオメトリクス手段の1つにバーツイストが挙げられる.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.20076