群馬大学における救急医療の現状と展望
「はじめに」国立社会保障・人口問題研究所による「日本の将来推計人口(2017年推計)」によると, 2015年には1億2,709万人であった日本の総人口は以後長期の減少過程に入り, 2053年には1億人を割って9,924万人になると予測され, 老年(65歳以上)人口は2015年の3,387万人から徐々に増加し, 第二次ベビーブーム世代が老年人口に入った後の2042年に3,935万人でピークを迎えると推計されている. つまり, 我が国の総人口は減少傾向であるが老年人口は当面増加する訳である. 一方, 救急出動件数および搬送人員数は増加の一途を辿り, 1963年には239,393件だった救急出動件数...
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Published in | THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 69; no. 2; pp. 163 - 165 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
北関東医学会
01.05.2019
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1343-2826 1881-1191 |
DOI | 10.2974/kmj.69.163 |
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Summary: | 「はじめに」国立社会保障・人口問題研究所による「日本の将来推計人口(2017年推計)」によると, 2015年には1億2,709万人であった日本の総人口は以後長期の減少過程に入り, 2053年には1億人を割って9,924万人になると予測され, 老年(65歳以上)人口は2015年の3,387万人から徐々に増加し, 第二次ベビーブーム世代が老年人口に入った後の2042年に3,935万人でピークを迎えると推計されている. つまり, 我が国の総人口は減少傾向であるが老年人口は当面増加する訳である. 一方, 救急出動件数および搬送人員数は増加の一途を辿り, 1963年には239,393件だった救急出動件数および215,804件だった救急搬送人員数はそれぞれ6,342,096件および5,735,915件へと経年的に増えており, 本県でもほぼ同様な傾向となっている. |
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ISSN: | 1343-2826 1881-1191 |
DOI: | 10.2974/kmj.69.163 |