集団型健康教室における検査データの推移

「はじめに」疾病の一次予防には, 個人の努力に加え環境整備や支援が必要である. 従業員数の多い企業においては, 未病範疇にある従業員に対する健康管理の効率的な手段として, 集団型の教室で効果を上げることが今後重要になるものと思われる. 今回, 当組合に加入している凸版印刷(株)三重工場において, 疾病状況が個々に異なる未病の集団を対象とした教室で検査データや食に関する意識, 行動レベルにどの程度の改善がみられるか, 検討を行ったので報告する. 「対象および方法」対象は凸版印刷(株)三重工場の従業員21名(男性100%, 平均年齢42.6歳, 参加率15%)の自主参加者で, 期間は平成16年度1...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inThe Journal of Japan Mibyou System Association Vol. 12; no. 1; pp. 172 - 173
Main Authors 野々村, 瑞穂, 谷上, 敏枝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本未病システム学会 2006
Japan Mibyou System Association
Online AccessGet full text
ISSN1347-5541
2185-2162
DOI10.11288/mibyou1998.12.172

Cover

More Information
Summary:「はじめに」疾病の一次予防には, 個人の努力に加え環境整備や支援が必要である. 従業員数の多い企業においては, 未病範疇にある従業員に対する健康管理の効率的な手段として, 集団型の教室で効果を上げることが今後重要になるものと思われる. 今回, 当組合に加入している凸版印刷(株)三重工場において, 疾病状況が個々に異なる未病の集団を対象とした教室で検査データや食に関する意識, 行動レベルにどの程度の改善がみられるか, 検討を行ったので報告する. 「対象および方法」対象は凸版印刷(株)三重工場の従業員21名(男性100%, 平均年齢42.6歳, 参加率15%)の自主参加者で, 期間は平成16年度10月~3月の半年間. プログラム名を「ハッスル×2大作戦」と称し, 月1回30分~1時間の健康教室を実施した(産業医講話1回, 栄養教室4回, 運動教室2回). テーマには「遅い時間の夕食のとり方」など事業所の状況を踏まえたものを取り上げ, 参加者の意欲を高めるように努めた. 教室の効果判定には, 体重, 腹囲などの身体計測(計7回)と血液検査(計6回)を実施し, 「有所見」, 「所見なし」のグループに区分し考察を行った.
ISSN:1347-5541
2185-2162
DOI:10.11288/mibyou1998.12.172