学生と社会人における食生活の実態と食育の展開について
「はじめに」平成17年6月に食育基本法が制定され, 食べることの意味を理解し, 1人ひとりが自立的に食生活を営む力を育て, それを実現できる食環境づくり, さらにそれらを支援推進するネットワークづくりが展開されることになった. 昨今, 生活習慣病が低年齢に発症し問題となっている. そのため, 若者自身の目線での計画, 評価が行われているかを見直すとともに, 広い範囲での食の形成, 改善などの取り組みが求められている1). そこで自立的な食生活の改善の面からも, 家庭からの影響があるとみられる学生と家庭から自立した社会人の現状を把握することを目的とした. 「方法」19~20歳の調理師養成課程の学...
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Published in | The Journal of Japan Mibyou System Association Vol. 12; no. 1; pp. 167 - 168 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本未病システム学会
2006
Japan Mibyou System Association |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-5541 2185-2162 |
DOI | 10.11288/mibyou1998.12.167 |
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Summary: | 「はじめに」平成17年6月に食育基本法が制定され, 食べることの意味を理解し, 1人ひとりが自立的に食生活を営む力を育て, それを実現できる食環境づくり, さらにそれらを支援推進するネットワークづくりが展開されることになった. 昨今, 生活習慣病が低年齢に発症し問題となっている. そのため, 若者自身の目線での計画, 評価が行われているかを見直すとともに, 広い範囲での食の形成, 改善などの取り組みが求められている1). そこで自立的な食生活の改善の面からも, 家庭からの影響があるとみられる学生と家庭から自立した社会人の現状を把握することを目的とした. 「方法」19~20歳の調理師養成課程の学生(75名)と社会人(76名)に対して, 自記式アンケートによる調査(生活習慣29項目, 食習慣7項目, 食事内容30項目)を実施した. 「結果」1. 食習慣について1)「朝食の摂取」では, 「食べない, 食べたくない」を合わせると社会人で23%(約4人に1人), 学生16%(約6人に1人)であった. |
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ISSN: | 1347-5541 2185-2162 |
DOI: | 10.11288/mibyou1998.12.167 |